風の谷のナウシカ

【作品紹介 - Amazon.co.jpより - 】
腐海(ふかい)と呼ばれる毒の森とそこに棲む蟲(むし)たちに支配された世界。辺境の王国・風の谷には、自然を愛で、蟲とすら心を通わせる少女ナウシカがいた。腐海を焼き蟲を滅ぼそうとする大国の争いに巻き込まれながらもナウシカは、人を愛するのと同様に蟲たちをも愛そうとする…。

アニメ誌に連載していた自らの漫画を原作に、宮崎駿が監督を務めた劇場用長編アニメ。母の優しさと獣の荒々しさを兼ね備えたヒロイン、おぞましくもどこかしら哀しさを感じさせる蟲という存在、あるときは風に乗りあるときは雲を割いて空を駆ける飛行機械など、それまでの宮崎作品の集大成にしてその後の原点と呼べるような1本だ。音楽を久石譲が手がけて「宮崎×久石」の黄金コンビが生まれるきっかけともなったが、そのテーマ曲も美しいことこの上ない。

巨大な王蟲(オーム)の群れが暴走するクライマックス、そしてナウシカの純粋な魂が胸を締めつけるラストシーンは圧巻。日本のアニメ史上にさん然たる金字塔をうちたてた作品である。(安川正吾)

【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 171件
[1点] 失敗作
駄作ではないけど、失敗作。
話の構成が破綻している。

作ってる本人が、まだ途中で、ラストも決まってないのを安易にまとめたんだから、しょうがない。
「意図は良かったんだから、壮大な失敗作である」という批評を読んだことあるけど、私はそうも思わない。
商業主義による、創作の挫折じゃないのかな。
マンガで人気が出ちゃって、周りからおされたんじゃないのかなあ。
良いもの作るためには、妥協しちゃダメなんだよ。

劇場上映のとき、ホームズと抱き合わせだったんだよね。
ホームズは娯楽作品としてすごくよくできていて、とっても楽しめたのに、そのあとこっちを見て、がっかりした記憶がある。
いい加減な作劇は、娯楽作品だろうが、シリアス問題作だろうが、ダメなもんはダメ。

あ、画像はきれいです。音楽も良い。
でも、今時は絵や音楽のきれいなアニメは、いくらでもあるからね。

ナウシカはマンガが本物です。
作者が長い年月をかけて、自らも成長しながら作り上げた物語です。
こんな安普請の失敗作は見ないで、マンガ読もうね。
(2008-05-15)
[5点] 環境問題を考えさせられた
 本作品は、宮崎作品に共通する「反戦」というテーマの他に、「環境問題」もテーマにした作品です。まだそんなに環境問題が大きく騒がれていないときに、このような映画を作った宮崎監督は凄いと思います。そして、「人間は自然に生かされているんだ。そのことを忘れてはいけない」と考えさせられました。一番印象に残っているセリフは「何故この谷の人々のように暮らせないいだ」です。

 最近の宮崎作品しか見たことがない人には是非見てほしいです(やはり初期の頃の作品が一番です。見たことがある人でもこのレビューを読んで思い出したのならまた見返してほしいです。また新しい発見と感動を与えてくれる作品だと思います。
  (2008-03-14)
[5点] ナウシカのような孫が欲しい
65歳にして、このアニメ映画を初めて観ました。戦争や公害で地球全体の生物が
滅びつつある中、ある谷で風車の力を利用しながら生き残ろうという少数民族の
王国がありました。そのプリンセスがナウシカです。愛と英知で、この民族にせ
まる大国からの攻撃から、自分の民族と周囲を取り巻く「虫」に代表される自然
を救おうとする冒険物語です。まず、私が思ったことは、この物語は我々が近い
将来、実際に体験するだろう世界を、宮崎さんが「先見の明」をもって、二十数
年前に描きながら、我々に戦争と公害でこんな惨めな世界を作らないでくれ、と
訴えていること、さらにそれが避けられなかったら、せめてナウシカのような孫
をこの世に残して、人類、地球の全滅を回避しようではないか、というメッセー
ジです。私はこのナウシカがもし、日本の天皇家の「愛ちゃん」だったら、日本
も捨てたものではないな、もし駄目なら、自分たちの孫娘(今、英国で小学6年)
がナウシカのような聡明かつ思いやりのある若いリーダーに将来育ってもらいた
いと痛感しました。孫娘にはぜひ、このアニメを観せてやろうと思っています。

我々の永住する豪州では、風車やソーラー(太陽)エネルギーを使って電力を供
給する努力がかなり前から続けられています。そして、森を大事に保護する運動
も、「緑の党」の党首、ボッボ・ブラウン医師(タスマニア島出身)を先頭にし
て、積極的に進めています。そして、絶滅寸前の鯨を「研究用」と偽って濫獲し
て、「食用」として市販している日本の「海賊捕鯨船団」とも戦っています。さ
て、このアニメのもう1人の主人公「虫」についてですが、私は研究所を退職し
てから、蜜蜂と線虫(ミミズの親戚)という可愛い動物を使って、癌の薬や長生
きの薬を天然物(例えば、プロポリス、赤ブドウ、ブルーベリーなど)から開発
しようと努力しています。我々の友人「ムシ」の英知と良く相談しながら。。。
(2008-03-12)
[4点] 原作を読んでほしい
森の人とナウシカの違いを感じてほしい。映画版は分かりやすいですが物足りないかな…。神のレベルを否定するような宮崎さんの物語に感服してます。すごいよ。 (2008-03-05)
[5点] 実は「漫画版」のほうがアニメより凄いらしいです
「宮崎アニメ」を語るならやはりこの作品を外すことはできませんね。
別のサイトで「歴代映画を評価するサイト」があるのですが、そこのベスト100位内に「宮崎アニメ」は3作品ランクインしていて、「ラピュタ」と「カリオストロ」とこの「ナウシカ」ですね。
ただ・・・順位で見ると「カリオストロ」は50位台なのに対して「ナウシカ」はギリギリの90位台。そして、なんと並み居る「ハリウッドの大作映画」を次々と蹴散らして「ラピュタ」はベスト3入りです(!)。

ナウシカも勿論いい作品であると多くの人に認められているのですが・・・「ラピュタ」そして「カリオストロ」に大きく水を空けられた感は否めない。
理由は・・・やはり「滅び行く世界」と「そこに生きる人類」の未来。「人と自然との共生」などの重いテーマ。そして・・・「笑えるシーン」など皆無といってよい、全体を通して漂うシリアスな展開。多数の人間の死・・・などが「痛快な冒険活劇であるラピュタ」ほど広い世代のファンを拾えなかったからとみる。最後は確かにハッピーエンドなのだが・・・・話としては完結しているとは言い難いし。

魅力はやはりナウシカの強さ。「戦うヒロイン」はカッコイイです。それこそ問答無用で。
それでいて、人を思いやる優しさ・弱いものを慈しむ母性も兼ね備えた彼女の魅力こそが、映画の魅力の大半を占めると言っても過言ではない。
印象的なのは「腐海に墜落しそうになる飛行機から、長老たちを脱出させようとするシーン」。
長老たちは腐海の虫たちに喰われるくらいなら、飛行機が落ちて死んだほうがいいと自暴自棄になりかける。そのとき墜落しかかる飛行機に寄り添ったナウシカは、腐海の臭気が漂う中でマスクを外して長老たちに向かって「余裕の笑顔」を決めてみせる。長老たちはナウシカのその笑顔に触発されて(脅されて?)「諦めない心」を取り戻して無事に緊急着陸できた。痺れるシーンでしたね。
腐海の底の清浄な空気に包まれた「聖域」は、ラピュタの庭園と並び比すべき美しい光景。共に人は存在せず、「それ故に」争いもない。

原作は未読なのですが(絵が見辛そうだったので・・・・。)、これを機会に「漫画」のほうも読んでみようかと思います。ところで・・・安田成美さんの歌っている主題歌ってどこで流れていたんですか?。オープニングからエンディングに至るまで一度も聞きませんでしたが。 (2008-01-16)
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Tag : 島本須美